食品表示検定の中級の合格率

初級食品表示診断士と中級食品表示診断士の資格を持っている管理人です。
過去記事で食品表示検定の初級の合格率を紹介しましたが、今回は食品表示検定の中級の合格率を紹介していきます。
「会社の昇格要項で中級取得が必須だ」、「自己研鑽で中級も勉強したい」、そんな人がおりましたら是非当記事を参考に受験の目安としてください。
そもそも食品表示検定・中級とは?
食品表示検定は上級・中級・初級とあり、初級が食品表示を読めるに対して中級は食品表示を読める、書けるレベルの位置づけではないでしょうか。
ちなみに過去記事で、食品表示検定初級の難易度の紹介もしています。
実際に私が中級を取得したときは、自分で食品表示ラベルを作成したり他の人の作成した表示ラベルを添削もしていました。
取得に関しても、初級の延長線上でしっかりと基礎の上に応用を積み上げていくことで、一発で中級に合格することができたのでそれほど難易度の高い資格ではないと考えます。ちなみに上級は別次元です。
試験概要
食品表示検定中級の合格率を知る前に改めて今秋実施される中級試験の概要を参考に記しておきます。
今秋に実施予定の食品表示検定中級試験概要になります。
第26回 中級試験(2022年11月18日(金)~12月11日(日))
試験日程 | 年2回 |
---|---|
試験会場 | 全国47都道府県にあるテストセンター |
受験資格 | だれでも可 |
試験方式 | CBT方式による選択問題(全100問) |
試験時間 | 90分間 |
受験料 | 8,800円(税込)※団体割引あり |
試験内容 | 改訂7版・食品表示検定の認定テキスト・中級からの基礎知識。またそれを理解したうえでの応用力を問う問題。 |
合格基準 | 100点満点中70点以上 |
2021年まではマークシート問題でしたが、新型コロナウィルスを機にCBT方式の試験方式へ移行になりました。
そレでは食品表示検定中級の合格率を以下より過去試験の受験者データを参考に詳細を説明していきます。
食品表示検定の合格率
先述しましたが、食品表示検定中級の合格基準は100点満点中の70点以上をとる必要があります。
ここに過去10年間の受験結果、合格率をまとめました。
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
---|---|---|---|
合計 | 68,975 | 34,559 | 50.1% |
2022年(前期) | 3,775 | 2,076 | 55.0% |
2021年 | 7,273 | 3,644 | 50.1% |
2020年 | 4,321 | 2,318 | 53.6% |
2019年 | 7,991 | 4,182 | 52.3% |
2018年 | 8,256 | 4,009 | 48.6% |
2017年 | 7,750 | 4,594 | 59.2% |
2016年 | 7,430 | 3,236 | 43.5% |
2015年 | 6,120 | 2,918 | 47.7% |
2014年 | 5,418 | 2,852 | 52.6% |
2013年 | 5,818 | 2,455 | 42.2% |
2012年 | 4,823 | 2,275 | 47.1% |
※2020年は新型コロナウィルスの影響で、前期が実施されず後期のみの実施のため受験者数が大きく減少しています。
※2016年に合格率が大きく下がったのは、2015年4月1日から食品表示法が新しく施行され、食品表示検定もこの年から食品表示法に対応した試験問題を出題したために、受験者側の受験対策ができていなかったことが考えられます。
合格率は大体50%前後で推移しており、初級のように一筋縄では合格できないことが伺えます。(初級の過去10年間の合格率は59.3%です)
合格するために

必要な勉強時間
合格率が50.1%で約50%、つまり2人に1人は合格できるレベルの資格であることがわかりました。
そう考えれば勉強するか否かの2択に分けられるのではないでしょうか。
実際に私も中級を学習して合格しましたが、学習に費やした時間は40時間くらいではないでしょうか。
当時の私は業務で食品表示ラベルを作成していましたので、前提知識が豊富にありました。
中級を受験するほとんどの人は、初級を既に合格している前提で初級の知識もありますので、初級合格直後に中級の学習を始めれば60時間の学習時間があれば合格は堅いでしょう。
学習方法
中級も初級と同様に、過去問を入手して何度も解いて間違えたところを参考書で見直すことを繰り返しました。
過去問は既に合格した先輩社員から入手したり、今ではメルカリでも販売がされています。
また私の場合在籍した会社で外部講師を招いての中級対策セミナーが実施され、それが大いに役立ちました。
また食品表示検定協会が試験対策セミナーも開いていますので、まめにセミナー情報をチェックしておくこともおすすめします。
まとめ
食品表示検定中級は、過去10年間で68,975人が受験し、その内合格基準の70点を34,559人が超え、合格率は50.1%ということがわかりました。
是非当記事を参考に、あなたも中級受験に挑戦してみてはいかがでしょうか。