食品表示検定の中級の難易度

管理人
コラム

初級食品表示診断士と中級食品表示診断士の資格を持っている管理人です。

食品表示検定の初級の次のステップの資格として食品表示検定中級がありますが、難易度はどれくらいなの資格なのでしょうか?

私自身、実際に初級を合格後の半年後に中級にも挑戦し無事取得をした経験から、食品表示検定中級の難易度がどれくらいで、他の資格と比べるとどのレベルの資格に該当するのかを紹介していきます。

そもそも食品表示検定・中級とは?

食品表示検定は一般社団法人食品表示検定協会が主催している民間試験になります。

食品表示検定は初級・中級・上級とあり、初級が食品表示を読めるに対して中級は食品表示を読める、書けるレベルの位置付けではないでしょうか。

ちなみに過去記事で、食品表示検定初級の難易度の紹介もしています。

要するに初級の延長線上の資格で、初級よりも発展的な問題が出題され、求められる解答の難易度も初級よりも高くなります。

しかしながら上級のように筆記試験がなく、初級と同様にCBT方式の全問選択式なので、しっかりと試験の対策と傾向をつかめば合格もかたいでしょう。

例えわからない問題でも、選択式なので何かしらにチェックを入れておけば1/3か1/4の確率で当たります。

初級と中級の違い

初級と中級の概要の違いを以下に紹介します。

初級 中級
受験料 5,280円 8,800円
試験方式 CBT方式 CBT方式
問題数 全75問 全100問
試験時間 90分間 90分間
合格基準 70点以上(100点満点) 70点以上(100点満点)
試験内容 改訂 7 版・食品表示検定 認定テキスト・初級からの基礎知識と、それを理解したうえでの応用力を問います。 改訂 7 版・食品表示検定 認定テキスト・中級からの基礎知識と、それを理解したうえでの応用力を問います。

まず初級と大きく違う点は出題数の数の違いです。

初級は90分間で75問が出題されます。1問あたりにかける時間は、90分/75問=1.2分/問。つまり1分12秒です。

しかしながら中級では90分間で100問が出題されます。1問あたりにかける時間は、90分/100問=0.9分/問。つまり54秒となり初級よりも遥かに時間に余裕がないことが伺えます。

中級は初級に比べいかに多くの問題を正確に回答をしていくのかにかかっているのです。

難易度

食品表示検定中級の難易度として、受験をする前提に分かれて2つのパターンが考えられます。

  • ✔️ 既に初級に合格していて基礎知識がある人
  • ✔️ 初級をすっ飛ばして中級から受験する人、もしくは初級と中級の同時受験をする人

これだけ書くと「え!?いきなり中級受験でも合格できるの!?」って人もいるかもしれませんが、実際に同じ職場で初級と中級のダブル受験を行い見事両方とも合格した人も見ました。

既に実務等で初級レベルの基礎知識がある人なら、いきなり中級を受験しても合格できるポテンシャルを秘めています。

既に初級に合格し基礎知識がある人

初級を合格して直ぐにでも中級に合格したいという気概があるならば、初級の基礎知識を忘れないうちに次の回(半年後の試験)で受験をすることを大いにおすすめします。

私は実際に、初級を受験をして次回(半年後の試験)の中級を受験しましたが、割と初級の内容をベースとした問題も出題傾向として多く出され、意外にも初級ほど根を詰めて勉強は行いませんでした。

なので初級を受験後にすぐに中級を受験するならば、初級と同じくらいの学習期間と量ではないでしょうか。難易度的には先ほど説明した通り出題数が初級の75問から100問に上がるのでやや難しくなるというレベルでしょうか。

初級をすっ飛ばして中級から受験する人、もしくは初級と中級の同時受験をする人

初級を受験せずにいきなり中級受験しても合格ができる人がいるということは、中級の対策と傾向を練れば合格できるというわけです。

例えば英検を例に出します。ある程度できる人ならいきなり5級(中学生初級レベル)を受験しないで2級(大学受験レベル)や準1級を受験する人もいますよね。

それと同じで、食品表示に対してもある程度の知識があるのであれば、中級に挑戦ができるというわけです。また中級受験に際して、「必ず初級を合格していること」などの条件もありません。

以前の記事で食品表示検定初級の学習法【合格体験記】で紹介した通り、ざっくり学習法を紹介するなら、テキスト(教科書)と過去問を用意し過去問を解いて間違えた箇所をテキストで補完することをひたすら繰り返せば合格もかたいのです。

初級をすっ飛ばしていきなり中級受験をする人は、初級よりも学習にかける時間や労力を費やさなければならないかもしれませんが、それだけ自信があるのであれば試してみる価値はあります。

また野球的に言えば2打数の1安打以上狙いで、あえて初級と中級のダブル受験に挑戦し運よく片方を合格するのも狙いです。

他の資格と比較すると

食品表示検定の中級は一夜漬けで合格できる資格ではなく、きちんとテキストを読み込み、出題内容の傾向をつかんで対策を練る必要もあります。

10数個以上の資格を保有する私からすると、体感的に、ファイナンシャルプランナー2級、販売士検定2級などといった下位中位上位のレベルが存在する資格で、それらと同じ中級レベルや2級程度の難易度だと思います。

これらの資格に共通して言えることは、専門知識がなくともテキストと過去問を用意して、きちんと2-3ヶ月学習に取り組めば誰しもが合格できる資格です。

食品表示検定中級に合格するために

食品表示検定中級の難易度がわかったところで、実際に必要な学習時間、学習コストはどれくらいでしょうか?私の実体験をもとに疑問に答えていきます。

学習時間

先述した通り、私は初級に合格後の次回(半年後の試験)で中級に合格したので前提知識はある程度備わっていました。

そして中級の対策の勉強は試験の1ヶ月半前から行い実際に要した学習期間は約80時間でした。

私の場合は、平日は1時間で土日は約5時間を学習時間に費やし、それを8週間続けました。

学習コスト

約4,000円でした。

過去問はメルカリで最新分2回分購入しました。

後は運よく会社が外部講師を呼んで、食品表示検定中級対策を行ってくれたので、そこで重要ポイントと模擬試験を入手したのでこれがかなり役立ちました。

まとめ

  • ✔️ 食品表示検定中級の難易度は、既に初級に合格し基礎知識がある人なら1ヶ月半学習すれば合格できる
  • ✔️ 食品表示検定中級の難易度は、初級をすっ飛ばして中級から受験する人でも実務で基礎知識が備わっていれば1ヶ月の学習で合格できる
  • ✔️ ファイナンシャルプランナー2級、販売士検定2級などと同レベルの資格難易度
  • ✔️ 学習コストで約5,400円かければ合格できる

是非合格できるように頑張っていきましょう!!

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