食品表示検定2026年後期の法改正まとめ|カシューナッツ義務化も
初級食品表示診断士と中級食品表示診断士の資格を持つ管理人です。
「法改正があったらしいけど、どこが変わったの?」「テキストに載っていない内容も出るの?」と不安になっていませんか?
結論からお伝えすると、2026年後期の食品表示検定は、2026年4月1日時点の法令が出題の基準です。ここ2年ほどの改正で押さえておきたいのは、カシューナッツの義務表示化をはじめとする5つです。
フードイグザムでは2026年10月、この基準日に合わせて初級・中級の全問題を点検し、改正に関わる問題を修正しました。その作業で見えたポイントを解説します。
この記事を読んで欲しい人
- ✔️ 2026年後期に初級・中級を受験する方
- ✔️ どの法改正を押さえればよいか知りたい方
- ✔️ 手元のテキストが最新か不安な方
2026年後期の試験期間とテキストの版
| 級 | 試験期間 | 認定テキスト |
|---|---|---|
| 初級 | 10月30日〜11月23日 | 改訂9版(2026年8月発行) |
| 中級 | 11月12日〜12月6日 | 改訂9版(2025年1月発行) |
注意したいのは中級です。中級のテキストは2025年1月発行のため、その後に行われた改正は載っていません。この記事で紹介する5つのうち①〜④がこれにあたるので、テキストとは別に押さえておく必要があります。
初級は2026年8月に改訂9版が発行されました。改訂8版以前のテキストで勉強している方は、最新版に切り替えましょう。どちらの級も、最新の認定テキストは改訂9版です。
押さえておきたい法改正5つ
| 改正の内容 | 時期 |
|---|---|
| ① カシューナッツが義務表示に | 2026年4月 |
| ② 個別品目の表示ルールの廃止 | 2025年3月・2026年4月 |
| ③ 期限表示ガイドラインの改正 | 2025年3月 |
| ④ 罰則の「懲役」が「拘禁刑」に | 2025年6月 |
| ⑤ 添加物の指定が内閣総理大臣に | 2024年4月 |
① カシューナッツが義務表示に
2026年4月1日の改正で、カシューナッツが推奨表示から義務表示に移りました。特定原材料(義務)は8品目から9品目になります。
- ✔️ 義務(9品目):えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生、カシューナッツ
- ✔️ 推奨(20品目):ピスタチオが新たに追加
合計は28品目から29品目になりました。2028年3月31日までは経過措置として改正前の表示も認められますが、試験に向けては「義務か推奨か」と品目数をセットで覚えておきましょう。
② 個別品目の表示ルールの廃止
品目ごとに定められていた表示ルールが、すべての食品に共通するルールに寄せる方向で見直されました。2025年3月と2026年4月の2回に分けて、多くのルールが廃止されています。
| 品目 | 主な変更 |
|---|---|
| 即席めん | 「油脂で処理した旨」を含め個別ルールを廃止 |
| 容器包装詰加圧加熱殺菌食品(レトルト食品など) | 殺菌方法の表示を廃止 |
| 乾めん類 | 調理方法の表示を廃止 |
| ドレッシング類 | 表示禁止事項を廃止 |
経過措置は2030年3月31日までです。フードイグザムの見直しでも、廃止されたルールを正解の根拠にしていた問題は作り直しました。古い問題集を使っている方は特に注意してください。
③ 期限表示ガイドラインの改正
2025年3月に、消費者庁が期限表示のガイドラインを改正しました。これまで目安とされていた安全係数「0.8以上」がなくなり、科学的な根拠に基づいて設定する考え方になっています。
あわせて、レトルト食品や缶詰のように加圧加熱殺菌をした食品は、安全係数を考慮しなくてよいことも明記されました。
④ 罰則の「懲役」が「拘禁刑」に
2025年6月の刑法改正で、懲役と禁錮が「拘禁刑」にまとめられ、食品表示法の罰則も同じように変わりました。
たとえば原産地を偽った食品を販売した場合は、2年以下の拘禁刑または200万円以下の罰金(法人は1億円以下の罰金)です。中級のテキストは改正前の発行なので、表記の違いに気をつけましょう。
⑤ 添加物の指定が内閣総理大臣に
2024年4月に、食品衛生の基準を定める仕事が厚生労働省から消費者庁に移りました。これにより指定添加物は内閣総理大臣が指定するものになり、「乳等省令」も「乳等命令」に名前が変わっています。
ネット上の古い情報や古い問題集では「厚生労働大臣」「乳等省令」のままのことがあるので注意しましょう。
直前期の法改正対策は3つ
- ✔️ テキストは最新の改訂9版を使う
- ✔️ 中級はテキスト発行後の改正(①〜④)を別に押さえる
- ✔️ 問題演習は最新の法令に対応した教材で行う
古い問題で練習を続けると、改正前のルールを正解として覚えてしまうおそれがあります。
当サイトのフードイグザムは、2026年4月1日時点の法令に合わせて問題を更新済みです。本番に近い形式で解けるテストモードもあるので、仕上げの演習に使ってみてください。
まとめ
- ✔️ 2026年後期は2026年4月1日時点の法令が出題の基準
- ✔️ カシューナッツが義務表示になり、特定原材料は9品目
- ✔️ 中級はテキスト発行後の改正を別に押さえる
法改正の部分は、正しく覚えておけば得点源になります。最後まで一緒に頑張っていきましょう!!
食品表示検定 中級の対策|合格するための学習手順を解説 食品表示検定は1ヶ月で間に合う?直前1ヶ月の勉強スケジュール 食品表示検定の直前対策|試験までの追い込み学習法を解説